医療法人社団爽秋会 岡部医院仙台 ふくしま在宅緩和ケアクリニック
ここでは、在宅で療養するにあたって寄せられる質問を集めてみました。
1.在宅療養ってどのようなものですか?
病状に合わせた訪問体制をとり、医師と看護師等が定期的に訪問します。
例えば、発熱し抗生剤投与が必要になった時には連日(抗生剤によっては日に2回)訪問することもあります。体調の変化に応じた柔軟なケアを心がけ、患者さんやご家族と相談しながら、各スタッフ(医療・介護、その他)との連絡、調整などをします。
■在宅緩和ケアとはへ
2.費用はどのくらいかかりますか?
在宅医療は医療保険の対象となります(交通費や一部物品は実費負担)。
公費による医療費負担制度や、高額療養の給付制度を受けることもできます。
資格要件をみたせば介護保険も利用できます。介護保険の認定申請書の提出は、担当ケアマネジャーが代行することもできます。
■費用についてへ
3.家族も医療行為をしなければなりませんか?
場合によっては必要になることもあります。
しかし、その際は医師や看護師がサポートします。慣れるまで一緒に行いますのでご安心ください。
4.具合がわるくなった時、痛みがでた時、どのように対応してもらえますか?
当院は24時間支援体制をとっています。
「緊急連絡先」にお電話ください。状況に応じて医師又は看護師が緊急訪問します。
5.家に居ても病院と同じような治療ができますか?
手術や、大きな機械を使った検査などは病院でしかできませんが、注射や点滴、採血や超音波検査、床ずれの処置など、ご自宅で苦痛を和らげるための治療や検査は行うことができます。
お身体にとってプラスとなるような検査や治療を行っていきます。
6.お薬はどうしたらいいですか?
調剤薬局より薬剤師が訪問し、お薬の管理や説明をします。
7.在宅療養を受けていても、途中で入院することはできますか?
当院に入院施設はありませんので、連携している医療機関をご紹介致します。
8.看取りが近いとき、医師に訪問してもらえますか?
看取りが近い状況になった場合は、医師から病状を説明し、ご家族が不安なく看取れるように関わっていきます。
私たちは、患者さんとご家族の最期の時間を大切にしています。
9.在宅療養を受けるには、まずどこに連絡、相談したらいいでしょうか?
当院をご希望される方は、ご連絡ください。
在宅療養のシステムが解らずに、どうするか迷っていらっしゃる方も分かり易く説明いたしますので、お気軽にご相談ください。
■お問い合わせへ
10.病院と在宅の違いは何ですか?
表をご参照下さい。
病院 |
在宅(ご自宅) |
整った環境 |
生活の場(リラックスした環境) |
24時間医療者従事
(ナースコールで直ぐ対応可能) |
家族がケアサポート
(緊急時24時間往診可能) |
治療中心 |
ケア中心 |
医師・医療者主導 |
患者、家族主導(信頼する人とともに) |
団体生活による規制
(消灯・面会・食事・入浴など) |
規制ない、自由な時間調整
(その人らしさ) |
家族が来院 |
医療者(緩和ケアチーム)が訪問
(定期的訪問調整) |
医療保険のみ |
医療、介護保険 |
在宅での生活は、お気に入りのご自宅で自分のペースで生活出来ます。
ご家族や小さいお子さんとの時間を大切に出来、ペットとの生活を継続出来ます。
ご家族も自分のペースで介護でき、生活している様子(普段の音・におい・会話など)を感じる事ができます。
医師や看護師と1対1で関われ、ゆっくりお話ができます。
■お問い合わせへ
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